製品の安全と快適を創造する“ネブラスカ人の気質

公開日2017.11.30

「技術の進展」が急速に進む時代には、高いスキルを備えた労働力が必要です。大事なのは、自身のスキルアップのために人一倍の努力をすること。そのためには、従業員に努力を促し、楽しみながら成長してもらうことで、「自分はここまでやれる」という自信に結びつけていくマネジメントが不可欠です。 KMM バイスプレジデントのブライアン・ソーサーマンが語ります。

良き人間性をもって働き、学ぶ力を育てて目標を達成する

私は1989年に技術者としてKMMに入社しました。現在は公共機関向けの地下鉄や通勤車両を製造する「鉄道車両部門」の責任者を務めています。KMMでの鉄道車両の製造は、2001年から始まり、累計製造台数は2017年に2,000両を超えました。

ネブラスカの人たちは、仕事に高い倫理観を備え、ものづくりも器用で、技術の勘所を見抜くことが得意な気質を備えています。難題にもチームで挑むような生真面目さもあります。こうした気質は、鉄道車両という長年にわたって利用者に安全と快適さを提供する製品の製造にはうってつけです。

製造現場では、高い技術を備えた作業者を直接雇用したいという想いがありますが、アメリカは現在、過去に例を見ない人員不足で、それはネブラスカでも同じです。技術の進展が急速に進む時代には、高いスキルを備えた労働力が不可欠で、従業員のスキルを向上することに取り組まなければなりません。

大事なのは、自身のスキルアップのために人一倍の努力をすることです。私たちは、その努力を促し、楽しみながら成長してもらうことで、『自分は目標に到達できるのだ』という自信に結びつけていくマネジメントをしています。

徹底したムダの排除を思想としたKawasaki Production System(KPS)は、その根底となっており、KMMにある4部門で正社員だけでなく非正規社員にも浸透しています。また、非正規社員の人たちは、KPSによって十分な基礎が身についているため、スキルアップや、正社員を目指す活力になっています。

私の一番の優先事項はベテランを適正に配置し、スキルアップを目指す従業員をサポートすること、社内で行われる多数の研修プログラムを通じて学びと従業員育成すること、さらに、将来を見据えて研修制度をきちんと評価し、強化していくことです。

「良き人間性を備えて働き、学ぶ力を育てて目標を達成する」ことがすべてです。これが私たちの明るい未来を創る基本だと考えています。

鉄道車両製造累計2,000両を達成

KMMの鉄道車両工場は、製造累計2,000両を達成。記念すべき2,000両目の車両は、ワシントン首都圏交通局(WMATA)向け7000系地下鉄電車。2017年2月1日には記念式典を行いました。

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Kawasaki Motors Manufacturing Corp., U.S.A. (KMM)
バイスプレジデント、副プラントマネジャー
鉄道車両部門 ゼネラルマネジャー
ブライアン・ソーサーマン

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