移動がこわい人に、自由を。 「ALICE SYSTEM」が社会に届ける“本能のままに動ける未来”

公開日2025.09.04

「もっと自由に旅をしてみたい」そう思っても、一歩を踏み出すのが怖い。
行き方がわからない。乗り物の操作が不安。調べることすら面倒くさい。
そんな理由で、心の中の“移動本能”を抑え込んでいる人が、実はすごく多いと感じています。

そう語るのは、交通系YouTuberの第一人者として知られ、メインチャンネルの登録者数118万人(25年9月時点)を誇るスーツさん。

今回は、自らを“移動本能の塊”と語るスーツさんに、ALICE SYSTEMについて乗り物マニアだからこそ見える視点で語っていただきました。

観光誘致株式会社
代表取締役兼YouTuber
スーツ
PROFILE

横浜国立大学経営学部卒業。
大学在学中にYouTuber「スーツ」としての活動を本格化し、2018年に観光誘致株式会社を創業。
動画内容が旅の参考になるということで、観光・交通分野のYouTuberとしてトップクラスの人気と実績を誇る。

ALICE SYSTEMはすでに存在していて、私の日常に近い

「ALICE SYSTEM(アリスシステム)」は既に存在している。

ALICE SYSTEMの概要を知れば知るほど、「これは自分の日常にとても近い」と感じます。

というのも、私はもともとさまざまな乗り物の情報を頭に入れ、目的や気分に合わせて最適な手段を選びながら旅を楽しんできました。いわば、自分の中に“ALICE SYSTEM”がすでに実装されている状態です。

これは、私が乗り物マニアだからこそできることで、普通の人にとってはなかなか難しいかもしれません。

だからこそ、このシステムがそうした移動の楽しみ方を誰でも味わえるようにしてくれる点に、大きな夢と可能性を感じます。

移動本能を持つ人と、持っていても動けない人たち

動画視聴者の方々の声を聞いていると、移動や旅行に対する“壁”を感じている人が多いのが現実です。

「電車の乗り方がわからないから車しか使わない」「飛行機は手続きが不安で利用を避けている」「行ったことのない地域に行こうと思っても、どうやって行けばいいのか調べるだけでも一苦労で、結局わからない」といった声もよく耳にします。

だからこそ、ツアー旅行や添乗員付きのバス旅行のようなサービスが必要とされているわけです。

現時点では、それが今ある公共交通の限界なのかなと感じています。

それをもっと個人レベルで、もっともっと自由にやりたいという要望はあるのに、その要望は、普通の人にとっては、まだ叶えられていないのが実情です。

つまり、ALICE SYSTEMができることによって、ようやく自由自在な移動が実現されるということになると思います。

今の時代では、乗り物が便利に発達しているように見えるのですが、しかし、普通の人にとっては、まだその乗り方が難しすぎる。行き先があまりにも未知でよく分からない、という情報の壁があって、その情報は自分で掴まなければいけない。非常に高いハードルがあるんです。

そこを乗り越えられるのが、ALICE SYSTEMの魅力だと思います。

旅に“引きこもる”時代、ALICE SYSTEMの真価

私の会社でも「研究室一人旅」というチャンネルをやっているのですが、そこでは若手の女性社員が、「引きこもりたい旅行」をテーマにYouTube動画を制作しています。

「引きこもる旅行」というのは不思議な気もしますが、これこそ“移動本能”を表しているとも思いました。

彼女は、いわゆるインドア派で、外で活発に動くことは得意ではないようなのですが、自分の知らない土地で気分をリフレッシュさせる旅行をしたいという意欲も持っているそうです。

一見すると矛盾するようにも見えますが、しかし、これこそALICE SYSTEMが活躍する事例ではないかと思います。

遠くへ移動するのはかなり疲れることだし、手間もかかるし情報も仕入れて未知のことに挑戦しなければいけない。

それを行った人だけが、違う土地を訪れて気分をリフレッシュするような旅行ができる。 というのが、今の旅や移動の限界で、ALICE SYSTEMによって移動の障壁を大きく下げることができれば、今後、今まで移動できなかったような人が、もっとたくさん移動できることになるのではないでしょうか。

つまり、ただ便利だというだけではなく、移動という選択を取れなかったけれども、心の中に“移動本能”を秘めている人たちが、もっとたくさん移動することになって、より移動が活発になる世の中が実現できると思います。

乗り換えの壁がなくなるとき、旅の選択肢は無限になる

そして、もうひとつ注目したいのが「乗り換え」という障壁です。

乗り換えがないということは、移動本能を大いに刺激されるような気がします。

だから想像以上にみんながもっと移動したくなる世の中ができるんじゃないかという期待がありますね。

例えば、私の身の回りを見てみると、私は乗り換えのマニアなので乗り換えが好きなんですけれども、やはり乗り換えというものが苦手という方が多数派のようです。

遠くへ行く場合、時間がかかっても乗り換えなしの方がいいという方は、結構大勢いらっしゃいますし、「乗り換えが必要なんだ」と聞くと諦めるという方も多いです。

実際私も海外となると、乗り換え便はあまり使いたくないなと感じて、なるべく直行便を選んでしまうところもあります。

実は、移動の障壁というのは、距離というよりはむしろ乗り換えの回数にあるのかもしれません。

乗っている間の環境は変わりませんが、乗り換えるごとに乗り物の種類が変わって、その旅ごとに環境が変わり、それがむしろ心の負担になるという方も多いのではないでしょうか。

しかしALICE SYSTEMができるようになれば、どこへでも乗り換えなしで行けるようになるわけで、「あそこへ行くのは乗り換えが必要だから諦めよう」ということはあり得なくなるわけですよね。

そうなったら、すべての土地が、旅行の目的地として視野に入ってくるのではないでしょうか。

更に、私が身の回りで見ていることとしては、ALICE SYSTEMが実現すれば、今多くの人に課されている「乗り換え」という制約、そして「乗り方を調べる」という制約が、一気になくなり、本当に移動が自由になると思います。

あとはもうお金の問題ぐらいではないでしょうか。

少なくとも方法とか難易度という点については、もはや無視することができるようになって、移動本能が、無限の広がりを見せられるようになっていくと思います。

つまり、ALICE SYSTEMの良さというのは、出来てみて本当に分かる。

出来上がって、使ってみて初めて「移動が自分のものになる」ということでもあるかもしれないですね。

移動に不自由な社会に、自由のインフラを

現代は「移動が発達した時代」だと思われがちですが、実際には情報や慣れといった見えない壁が存在しています。

しかし、ALICE SYSTEMが描く未来では、あらゆる交通モビリティがひとつのネットワークとして連携し、人が自然に、安心して動ける社会が実現するのです。

バス、電車、船、タクシー、自動運転車、徒歩までもが連動し、誰もが「迷わず移動できる」環境が整う。これは、移動の自由を「特別な人」だけのものから、「すべての人」のものに変えていくことにほかなりません。

旅を諦めていた人、移動が不安だった人にも、もう一度「どこに行こうか?」と考える楽しさを届けてくれる。

ALICE SYSTEMは、そんな移動の希望を形にしたテクノロジーだと考えます。

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