フランク・ブラングィン 「松方幸次郎肖像」 1916年 松方家蔵
©David Brangwyn

1866年1月17日、松方正義の三男として薩摩の地にて生を受ける。
東京大学予備門(現・東京大学)から、アメリカにあるラトガーズ大学、エール大学へ留学。
法学部にて博士号を取得し卒業。
1896年、川崎造船所(現・川崎重工)の初代社長に就任。



その後、さまざまな偉業を成し遂げながら、当社をわが国有数の重工業会社へと成長させていく。
また、実業家として働く傍ら、西洋の絵画収集を始める。
買い集められた美術作品はのちに松方コレクションと呼ばれ、
その数はおよそ1万点にも及び世界3大コレクションのひとつとも称されている。
1950年6月24日、鎌倉の寓居で危篤状態に陥り、生涯に幕を下ろした。享年85才。